鳥インフルエンザ(H5N1)について
- 公開日
- 2016/12/07
- 更新日
- 2016/12/07
お役立ち情報
既に新聞やテレビ等の報道でご存じのとおり、日本各地の養鶏農場において高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が発生し話題となっております。厚生労働省のホームページに鳥インフルエンザについての情報が掲載されておりますので、以下に一部を抜粋して掲載いたします。
保護者の皆さまには、この機会に鳥インフルエンザについてご理解いただきたいと思います。
<鳥インフルエンザ(H5N1)とは?>
1 病原体
A型インフルエンザウイルス(H5N1 亜型)
2 感染動物
鳥類(主に水禽類)
3 感染経路
ヒトは、感染した家きんやその排泄物、死体、臓器などに濃厚に接触することによってまれに感染することがあります。日本では発症したヒトは確認されていません。また、これまでのところ、ヒトからヒトへの持続的な感染は確認されておりません。
4 世界での発生状況
鳥類では東南アジアを中心に、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域などで感染が確認され、ヒトでの症例はアジア、中東、アフリカを中心に報告されている。
5 潜伏期
概ね2〜8日
6 診断と治療
(1)臨床症状
初期症状の多くが、高熱と急性呼吸器症状を主とするインフルエンザ様疾患の症状を呈する。下気道症状は早期に発現し、呼吸窮迫、頻呼吸、呼吸時の異常音がよく認められ、臨床的に明らかな肺炎が多く見られる。呼吸不全が進行した例ではびまん性のスリガラス様陰影が両肺に認められ、急性窮迫性呼吸症候群(ARDS)の臨床症状を呈する。死亡例は発症から平均9〜10日(範囲6〜30日)目に発生し、進行性の呼吸不全による死亡が多く見られる。
(2)病原体診断
(3)治療:タミフル等を用いた対処療法を実施。
7 発症予防
鳥との接触を避け、むやみに触らない。
生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らない。
手洗いの励行(特に発生国では徹底してください)。