2-2通信(第31号)
- 公開日
- 2023/11/09
- 更新日
- 2023/11/08
生徒の活動記録
今日の道徳は、電車の中での、ふとしたトラブルについて考えます。
あとから来る友達のために、座席に荷物を置いてキープする女子高生。
それに対し、自分たちのことしか考えていない若者に、きつめに物言うおじいさん。
何せ、車内は混んでいる。この状況を、中学生はどう考えるか。
担任が思っていたより、意見が割れます。
おじいさんは正当だ。
ただ、言い方に問題がある。
まわりの状況を考えたら、もう少し抑えるべきだ。
と、言い方はちょっと直したほうがいいけど、根本的におじいさんを支持するタイプ。
それとは逆に、
なぜおじいさんにいきなり怒られなくちゃいけないのか。
何を言われているのか、さっぱりわからない。
全くもって、言われる筋合いがない。
と、おじいさんほぼほぼ全否定タイプ。
などなど、色々な意見が飛び交います。これだから道徳は面白い。
お互いの意見を聞いて、納得することもあれば、え、この人はこんな考え方するんだ、と、自分とは違う考えに驚くことも。そこから学ぶことがたくさんあります。
自分の考える常識は、他の人には通用しないこともしばしば。今回はまさにそれが顕著にあらわれる授業でしたね。
ただ、最終的に、自分たちが良ければそれで良い。という考えだけは絶対にやめようと話しをしました。集団で生活する以上、自分勝手な行動は慎むべき。そこだけは守って、楽しい空間をみんなで作っていきましょう。
2-2の火曜日は、五教科+道徳という、とんでもない時間割。出来ることなら、道徳の時間に外に出て、鬼ごっこでもしてやりたい。そんな気持ちです。
そんな中でも、いつもちゃんと議論してくれてありがとう。次の日の生活ノートに、道徳の授業で議論した話が書かれていると、ちょっぴり嬉しい担任です。少しでも、楽しい内容になるように、担任頑張ります。上手に生きていけるように、みんなで心を豊かにしていきましょう。
家庭でもぜひ、授業の内容を聞いて、議論してみてください。自分のお子さんの考えに、驚愕するかもしれませんよ。