学校生活の様子

1-2通信(第3号)

公開日
2022/05/24
更新日
2022/05/24

生徒の活動記録

カメラを向けられたらピースも、だいぶ板についてきましたね。

今日は道徳の授業の様子です。保護者のみなさんは、自分が中学生の頃の道徳の授業、何か記憶に残っているものはありますか?担任はというと、恥ずかしながら、ほとんど記憶に残っていません。今は道徳の授業も「教科」として扱われ、評価もされる時代です。

人生において、どちらか選ばなきゃいけない、選択にせまられる場面ってたくさんありますよね。担任の道徳は、これからみんなが生きていく上でいかに「ハッピーな選択ができるか」どうかを追求していく授業です。より良い選択ができるよう、みんなでたくさん考えます。前回の授業もたくさん悩みましたね。悩むことがまたおもしろい。

今日のタイトルは「自分の性格が大嫌い!」
今日は少し、選択とはまた違いますがいろいろ考えていきます。

みなさん、自分の性格は理解していますか?そもそも自分のこと、好きですか?
自分ではこう思っていても、他の人から見たらそうは思われていない、なんてことはしばしば。逆に、自分では気づけていないけど、すごくいいところがあるんだよ、なんてこともありますね。今日はそのへんについてのお話です。

まずはざっくり、自分の性格について考えます。ここは二極化する場面。すらすら書ける人と、ピタッ!とペンが止まる人。難しいですね。
ちょっと視点を変えて今度は、自分の「長所」について書いてみます。そもそも長所ってなぁに?からのスタートです。自分の良いところを探してみます。しかし、なかなかペンが思うように進みません。

今度はまた見方を変えて、自分の「短所」について。不思議なことに、ペンがはかどります。音が違います。なぜ短所になるとすらすら思いつくのでしょうね。

さて、今日大事なのは自分の良いところ探しです。短所ばかり書いていては仕方ありません。短所を長所に変える、いわゆる「リフレーミング」の練習をしてみます。

今日みんなで考えてみたのは「調子に乗りすぎる」人。ただのお調子者かもしれませんが、見方を変えるとこの人は、調子にのれる、「明るさ」がある。もしかすると「場を盛り上げる」ことができるかも。などなど、少しずつ短所が長所に変わっていきます。

ただここで大事なのは、その「逆」もあり得るということ。長所が短所になる場面も出てくるということも知りましたね。気をつけねば。
なかなか自分の短所を長所に変えることに苦戦していたようです。自分のいいところにうまく目を向けられない。思春期なら尚更かもしれません。

ということで、最後はお互いの良いところを見つけてみます。自分では見つけられないので、他の人に聞いてみよう作戦です。
グループを分け、自分の名前を書いた紙を、担任がランダムに振り分けます。要は、誰が自分のことを書いてくれているかわからない(はず)システムです。男子も女子も関係なし。
書かせてみるとこれまた不思議なことに、人のいいところは結構書けます。「あいつのいいところならめっちゃ書ける!」なんてつぶやきながら書けちゃうほどです。
どんなことが書かれていたかは担任も知りませんが、自分のいいところをたくさん見つけてもらえたでしょうかね。ちょっとニヤつきながら戻ってきた紙を見つめる表情もまたいいですね。

最近では、平気で人の悪口を言う人、それをネット上に書き込んでしまう人など、モラルに反する行為が、残念ながら当たり前のように見受けられます。学校の中でも、ちらほら悪口が聞こえて来る気がします。人の悪口を言ったところで、自分はスッキリするかもしれませんが、それ以外にプラスになることは一つも生まれないし、いい人間関係は到底築けませんよね。
だったら!お互いのいいところを見つけて、お互いにいい気分になったほうが何万倍もいい気がしませんか?
お互いに直すべきところは指摘できて、いいところは褒め合えるような、そんな素敵なクラスにしていきたいですよね。

はて、今度みんなには、担任のいいところでも聞いてみましょうかね。