学校生活の様子

1-2通信(第2号)

公開日
2022/05/18
更新日
2022/05/18

緊急情報

今日は保体の授業の様子。天気が悪く、校庭がぬかるんでいるので体育館で長座体前屈の測定です。

長座体前屈は、みなさんもよくご存知の通り柔軟性を見るテスト。子どもたちはとても毛嫌いする種目のひとつですが、そもそも柔軟性はなぜ必要なのか?きっと保護者の方々も疑問に思ったことがあるのではないでしょうか。

子どもたちに聞くと、口をそろえて言うのが「怪我をしないため」に必要だと。確かにそのとおりで、柔軟性が高く、身体を伸ばしたり縮めたりする動きがスムーズだと怪我防止に大きな役割を果たします。しかし、そんなに頻繁に怪我はするものではないので、子どもたちにとってそこまで重要性を感じません。

そこでもうひとつ別なアプローチをしてみます。
柔軟性が高いと、身体の可動域が広くなり、しなやかさが増します。その可動域の広さとしなやかさがあることで身体のバネをうまく使うことができます。そうすると、例えばサッカーならキック力が増す、野球なら球威が増すなど、ボールに対して力を最大限に伝えやすくなります。要するに柔軟性は、怪我防止だけでなくスポーツのパフォーマンスに大きく影響するわけです。

そこを子どもたちに説明すると、意識は変わっていきます。

そしてなにより、柔軟性は意識的に取り組むことで比較的短期間で結果が出やすい種目でもあります。速く走ろうと思って、意識して頑張ってトレーニングしても、なかなか結果はすぐ出ませんよね。そのぶん柔軟性は、取り組みやすく結果も出やすい。そしてパフォーマンスに大きく影響する。やらなきゃ損!なわけです。自分のパフォーマンスを最大限に発揮するために、意識的に柔軟性を高めていくことをぜひ!おすすめします。

ちなみに!筋肉が硬いと血液循環が悪くなり、むくみや冷えを生じ、基礎代謝が下がって、肥満になる。また、疲労物質が蓄積して、腰痛や肩こりを生じ、心筋梗塞や動脈硬化の原因にもなってしまう。なんていう話もあるようなので、保護者の方々も意識されるといいかもしれません。柔軟性は年齢関係なく、努力で改善されるそうですよ。

さぁ、今日から家庭でストレッチです。お子さんとコミュニケーションをとりながら、ぜひ取り組んでみてくださいね。