交通安全教室が行われました。
- 公開日
- 2025/04/10
- 更新日
- 2025/04/10
行事風景
5・6校時は、校庭にて「交通安全教室」が行われました。この教室は、大切な命を守ることを目的とした体験的な学習活動であり、「JA福島さくら」様、「JA共済連福島」様、「福島県警察本部」様、「郡山北警察署」様のご協力のもとに開催されました。また、スタント会社「(有)スーパードライバーズ」様による迫力ある実演や、実際に起きた悲しい事故の事例紹介もあり、生徒たちはまるで自分のことのように想像を巡らせ、真剣な表情で話を聞いていました。
特に、新入生にとっては、初めての自転車通学に向けて学ぶべきことが多くありました。以下のような大切なポイントが紹介されました。
・自転車は「車両」であり、「左側通行」が原則であること
・歩行者が常に優先されること
・ヘルメットを必ず着用し、あごひもは適切な長さに調整すること
・万一の事故に備えて、保険に必ず加入すること
・「一時停止」の標識がある場所での事故が非常に多いこと
・信号が青になっても、必ずしも車が止まるとは限らないため、左右の安全確認を徹底すること
・道路を横断する際には、ドライバーと「スマイルコンタクト(アイコンタクト)」を行うこと
・歩きスマホは絶対にしないこと
また、万が一事故を起こしてしまった場合には、その場から立ち去らず、速やかに警察へ連絡し、負傷者がいる場合は救急車を要請するなど、事故後の適切な対応についても具体的に説明がありました。
特に印象に残ったのは、大型トラックによる「巻き込み事故」の危険性や、「死角」に入ってしまったことでドライバーに気づかれず起きる接触事故の恐ろしさです。スタントマンの方々が体を張ってその危険性をリアルに再現してくださいました。
さらに、歩行者が横断歩道を渡る際に「手を上げる」と、約90%の車両が停止するという調査結果も紹介され、生徒たちは驚きながらもその効果に納得している様子でした。
最後に、スタントマンの方から「富田中学校の生徒の誰一人として、加害者にも被害者にもならないでほしい」という強いメッセージが伝えられました。この交通安全教室は、生徒たちにとって非常に貴重な学びの機会となりました。
なお、新入生の自転車通学については、提出された書類を確認のうえ、許可が下りた生徒に対しては「ステッカー」の配布や駐輪場の確認などが行われます。来週月曜日からは、いよいよ自転車通学が始まります。ご家庭におかれましても、ぜひ改めて交通安全について話し合っていただき、事故防止に努めていただきますようお願いいたします。
+4