「私の三年間の思い出」(平成9年度卒業文集より)
- 公開日
- 2014/05/04
- 更新日
- 2014/05/04
その他
学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
当時(開校2年目)卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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私の三年間の思い出
三年間、本当にあっという間でした。いつの間にか過ぎていた時間。気がつけば卒業。自分が成長しているのかどうか分からないまま、たくさんの思い出ができていました。友達と過ごした日々は、私にとってかけがえのないものです。
私は二年になって緑ケ丘中学校に来てから、初めて運動部である卓球部に入部しました。初めてユニフォームをもらった時の喜びや、三年の中体連の最後の試合で負けた時の涙は忘れられません。指導に当たってくださった先生や先輩方や仲間がいたからこそ頑張ることができました。
修学旅行は、中学校生活で一番の思い出です。何処へ行ったのか、何を見たのかということよりも、どの味のあめが一番美味しいか言い合ったとか、鎌倉で買った天津甘栗の味とか、中華街で買ったジュースがぬるかったとか、バスの中でやったUNOで5回ビリになったとか、タバコの灰をこぼされたとか、そういうくだらないことを妙に詳しく覚えています。この旅行で人の意外な一面を見たりしてとても楽しかったです。
文化祭前の学級展示の準備では、自分の非力さを思い知らされました。私はビデオ制作委員に加わり計画を進めていきましたが、途中で行き詰まり「私がもっと上手くやれば、こうならなかったかも知れない。」と悩んだことが何度もありました。劇の白雪姫の声や選択音楽のドラムの練習もあり疲れていたせいもあって、あせってばかりいたのです。それでも全てを途中で投げ出さずにすんだのは、私を励まして引っ張っていってくれた友達のおかげでした。本当に感謝しきれません。
悩みや愚痴を聞いてくれたり、一緒に歌ったり笑ったりしてくれた友達や先生方、今まで関わってきたみんなと出会えて本当によかったと思います。今、義務教育九年間を終えて、私が得たものはとても大きいです。
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