「思い出」(平成9年度卒業文集より)
- 公開日
- 2014/03/23
- 更新日
- 2014/03/23
その他
学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
当時(開校2年目)卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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思い出
2年生になると加わる選択教科。私は3年生にあり、音楽を選びました。老人ホームに行くことを目標に、週に1回の少ない練習を頑張りました。
おじいちゃんやおばあちゃんたちに喜んでもらうために、少し昔の歌に挑戦しました。あまり分からなかったので、結構苦労しました。
何人かのグループに分かれ良くを選び、そして少しでも上手になろうと週に1回の練習+放課後や昼休みも練習しました。声が出ていないところがあったり、わからないところがあったりして大変でした。
老人ホーム「光の森」に行ってみると、とても広くてきれいな所で驚いてしまいました。ホールには、おじいちゃんやおばあちゃんたちがたくさん待っていてくれました。1つ目の感動です。
とうとう歌が始まり、歌っているといつの間にかおじいちゃんやおばあちゃんたちが手拍子をしてくれたり、一緒に口ずさんでくれたりしました。2つ目の感動です。
中には泣いている方もいて、何だかこっちまでうるうるしてしまいました。歌っていると、あるおばあちゃんが「上手だよ」と言ってくれて、とても嬉しく緊張が少しずつほぐれました。3つ目の感動です。
全部の曲が歌い終わり1時間ぐらい経っていましたが、ほんの10分ぐらいにしか感じませんでした。本当に感動しっぱなしでした。
何となく福祉の仕事もいいなって思いました。
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