「部活の思い出」(平成9年度卒業文集より)
- 公開日
- 2014/03/22
- 更新日
- 2014/03/22
その他
学校に保管されている卒業記念アルバムには、緑ケ丘中学校のいろいろな歴史や逸話が残されています。
当時(開校2年目)卒業記念アルバムの中の卒業文集である生徒が書いた文が目に止まりました。以下に原文の一部を抜粋して紹介します。
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部活の思い出
中学校での三年間を振り返ると、本当にいろいろなことがあったなあと思います。楽しいことも嫌いなことも毎日たくさんありました。その中でも私にとって部活は特に思い出深いものです。
私は卓球部でしたが、その活動はとても有意義なものでした。ほとんど休まず練習していたのは卓球が好きなこともありますが、何より部活の仲間が楽しく、顧問の先生が明るく指導し、私達と親しく話し一緒に笑ったりしてくれたからです。運動音痴な私ですが、卓球は下手でも”おもしろい”と思えるスポーツです。部活動では、みんな冗談を言い合ったりしながら練習していたように思います。卓球をやりながらよく笑っていました。
中でも2年生の冬休みに”クリスマス大会”をやったことはよく覚えています。女子卓球部で料理を作ったりしてとても楽しいものでした。その時の写真を見る度にいろんなことを思い出します。思えば私の中の部活は試合で勝つことよりも、みんなと楽しく活動したことの方が大切だったのかもしれません。ダブルスだった私は、相手からのHさんと練習する時もくだらないことをしたり、笑うことが多かったのです。もちろん試合で強い相手から多く点を取れたり、中体連で貴重な一勝した時は”少しは成長した”などとお互いに言い合い喜びました。それでも今思えば、私の中で部活は”みんなで楽しくやるもの”です。勝ち負けも気になりますが、それまでの練習を振り返ると、試合よりも毎日の練習を続けていったことが部活の思い出です。
この部活を通して私が得たものはとても大事なことだと思いますが、言葉で上手く表現できません。ただ、いろいろなことがあった中学校の生活の中で特に充実した良い時間でした。私は、この緑ケ丘中学校女子卓球部で活動できたことはとても幸せだなあと思っています。
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