学校生活の様子

高校説明会を終えて、学校探しのポイントは・・・!

公開日
2013/06/28
更新日
2013/06/28

3学年

ポイント1   ほんとうにその学校のその科に進みたいのか! 〈目的〉
 せっかく高校に進学しても、夏休み前までに退学してしまう人もいるのが現状です。その理由は、「校風、校則が不適応」、「学校生活、学業不適応」、「人間関係のトラブル」が大きな要因です。高校は義務教育ではありませんから、勉強したい人が行くところでもあります。また、勉強して単位を取得しないと進級もできません。ですから、真剣にその高校がどんな学校なのか、どんな学習をするのかを調べて、自分の進みたい学校を選ぶことが大切です。
ポイント2  学力は伴っているか! 〈成績〉
 高校の学習内容は学校によってかなり違います。進学校においては学習内容の難易度も高く、ハイペースで進んでいきます。入学したものの学習についていけず、テストでは赤点だらけでは・・・学習意欲もなくなり、学校へ通う目的すら見失ってしまうことにもなりかねません。今の学力、これから伸びる学力を把握して学校を選ぶことが大切です。
ポイント3   先の見通しをもっているか! 〈将来〉
“取りあえず進学”という傾向があります。将来のどのような道に進むのかは今のところは考えていない。「受かるところならどこでもいいや」と本人は考え、親も「中学生でなかなかそこまで考えられないだろう。高校にいってから考えれば」と話題にすることもなく、結局、みんなが行くからうちも行く。このような動機がうすいと何かあったときにつまずきやすくなります。また受験の際の面接では、志望の動機や入学後の目標を聞かれますから、高校卒業後の道についても考えることが大切です。
ポイント4  3年間通いきれるか! 〈距離〉
 1日2日行くところではありません。3年間、雨の日も風の日も、多少体調が悪いときでも通うところです。実際に通うとなると、自転車、電車、バスなのか、時間はどれくらいかかるのかなどを調べて、行ってみることが大切です。
ポイント5  自分の意志を最優先に考えてもらっているか! 〈本人の意志の尊重〉
 高校の先生に聞いてみると、「本当はきたくなかったんだ」という気持ちで入学してきた生徒は、高校に入っても伸びないし、やる気も出せない。また、親の見栄や塾のすすめで受験し入学してきた生徒は、学校生活がうまくいかなかったとき、「お母さんが行けって言ったからきたんだ」と人のせいにして、問題に向き合おうとしないままに退学してしまう傾向があるそうです。自分のための受験であることを理解し、自分の意志をしっかり親に伝え、話し合っていくことが大切です。
ポイント6  経済的に大丈夫なのか! 〈お金〉
 高校に進学すると結構お金がかかります。ましてや、私立高校に通うとなるとかなりの出費を覚悟し、見通しを立てておかないと、経済的に通学が続けられない事態も生じてきます。奨学金を借りたり、アルバイトをしたりして家計を助け頑張っている生徒もいますが、実際に、経済的な理由で退学する生徒もいるそうです。我が家の経済状況を良く理解したうえで学校を選択することも大切です。
 以上のようなことを踏まえて、昨日の高校説明会や体験入学を参考に、家庭で十分に話し合い選択しましょう。
〜ハートソングNo13より〜