学校生活の様子

ちょっといい話

公開日
2013/02/05
更新日
2013/02/05

職員室から


 先々週くらいの話です。

 大雪に見舞われた日、御代田地区のある場所で、雪のため動けなくなった乗用車が悪戦苦闘していました。

 そこを通りかかった野球部の2年生2名と1年生1名が、応援を頼まれました。そこで3人は、日頃鍛えている腕力で車を押し、見事車は脱出することができました。

 そこで、ドライバーのご婦人が感謝の意味で3人に1000円札を手渡しました。生徒たちはその場で断ったそうですが、そのご婦人は「少しだけど、とっておいてちょうだい。」と受け取らなかったそうです。

 生徒たちにとっては「困っている人を助けた」だけの当たり前の行為ですし、ご婦人にとっては「少しでも感謝の意を」伝えたかっただけなのです。

 翌日3人の生徒は学年の先生に昨日の経緯を話し、受け取った1000円札は、募金に回すこととしました。

 「困っている人を助けた」結果得た謝礼を、次の「困っている人を助ける」行為へとつなげたこの話。ほのぼのとさせられるお話でした。