『〜いよいよ実習が始まりました。その中で、患者さんの体を洗いました。患者さんのお世話をすることも初めての上、まして誰かの体を洗ってあげるなんて経験がなく、戸惑い、とても緊張しました。また、洗ってあげる時も、「痛い」と言われたらどうしようと怖くなり、弱くしか洗えませんでした。でも看護師さんに、「自分が美容院でシャンプーしてもらうのと同じように、自分が経験したことを生かしてみて。」とアドバイスをもらいました。だから私は、もっと力を入れたほうが気持ち良いかなと思い、少し腕に力を込めました。すると、「ありがとう、気持ちよかったよ。」と患者さんがおっしゃってくれました。私は患者さんにまんぞくしてもらえたことがとてもうれしく、相手の立場に立ってみるということが大切だということを学びました。そしてこのことは私たち日常生活にも役立てられるものだと思いました。例えば、相手の気持ちを考え、理解しようと努力すれば、けんかも生まれず、みんなが仲良く、いやな思いをする人も出てこない生活ができると思いました。〜」

　病院の看護師を体験したことで学んだことを、日常生活でも生かしていこうという柳沼さんの前向きな姿勢に好感が持たれます。

　このような会を主催してくださいました「第２回田村町少年少女の主張発表会実行委員会」様はじめ、各共催の団体の皆様本当にありがとうございました。