生徒にまつわる話でなく、恐縮です。本日は、日本人と言葉について考えてみました。
11月28日は何の日?と聞かれて、即答できる人がいらっしゃったら相当な「今日は何の日通!?」の方でしょう。
ちなみに本日は、「税関記念日」「太平洋記念日」だそうです。
では、毎月の「12日」「23日」「26日」「29日」が何の記念日かは皆さんおわかりかと思います。今すぐ出てこなくとも、ちょっととんちを効かせればわかるはずです。
「12日」は、『豆腐の日』「23日」は『ふみの日』「26日」は『風呂の日』「29日」は『肉の日』です。
もうおわかりかと思いますが、『語呂合わせ』なのです。受験勉強で「1192年」と言えば、「鎌倉幕府の成立年」です。「いいくに作ろう鎌倉幕府」などと覚えた記憶があります。
思えば日本人は、とても、『語呂合わせ』が好きなのです。または、日本語はとても、『語呂合わせ』に適した言語とも言えるかもしれません。
語呂合わせ(ごろあわせ)とは、文字を他の文字に換え縁起担ぎを行うものや、数字列の各々の数字や記号に連想される、読める音を当てはめ、意味が読み取れる単語や文章に置き換えることを指す。電話番号や暗証番号、数学など元の数字列が意味する事象を暗記する場合に使われる。
なお縁起担ぎとは、 ある言葉について、その音と同一、または類似する別の語の意味をそこから聞き取り、それにこだわること。駄洒落の一種ではあるが、言葉の音そのものに意味があるとする言霊(ことだま)の思想が伺える。場合によっては、そこで聞き取られる音の縁起の悪さを避けるため事物に別の名を与える例もあるが、これは忌み言葉という(例えばナシ(梨)を「有りの実」(無し→有り)・スルメを(バクチで)擦るに語呂があうのであえてアタリメ(当たり眼)と呼ぶことや、亀有のように地名を変える場合もある。(以上ウィキペディアより引用)
子どもの頃の耳についたCMが思い出されます。「伊東にゆくなら○○○、電話は4126」(もちろん、よい風呂です)