今秋一番の冷え込みと報じられた今朝のグラウンド、7時30分頃の様子です。2つのグループに分かれ、40人程度の集団が思い思いにトラックを走っていました。
取り立てて言うまでもなく、いつもの朝のいつもの様子です。本格的に「走り」を追求するグループと、それぞれの目標に合わせて走るグループに分かれているのでしょうか?
いずれにしても、「走らされている」と言った悲壮な義務感はなく、それぞれが楽しんでいる様子が表情からも読み取れます。
ところで、「朝早くからこんなに走って授業に影響はないの?」と思われる保護者様もいらっしゃるかと思います。
実は、悪影響と言うよりはとても効果のあることなのです。以下、「ストレス・ラボ」からその効果について引用させていただきます。
『運動するといい理由
▽運動の気晴らし効果
運動は、脳だけではなく、私たちの気持ちや感情にも直接的に変化をもたらします。そのひとつが「気晴らし効果」です。たとえば運動選手は、激しいトレーニングを続けながら、落ち込んだ気分を引きずることはありえないといいます。これは、スポーツ選手がある目標に向かってトレーニングをすることに集中し、落ち込んだ気持ちや不安などを捨て去っているからです。
こうしたものが運動の気晴らし効果といえます。何かしらのエクササイズに取り組み、その時間はその運動に集中することによって、いやな考えや気持ちを忘れることができます。
▽運動の自信回復効果
また、運動には「自信回復効果」もあります。これは、運動を行うことによって、満足感や達成感などの快感が得られるためです。「前よりも速く走れるようになった」「体が軽くなった」など変化を感じるようになれば、なおさら快感も強くなるはずです。そうすることで、自分にも自信がもてるようになりますから、自然と気持も明るくなってきます。
▽運動の様々な効果
運動による効果として、体が温まることによる気分の向上、が挙げられます。人間の体は、体が温まることによって筋肉の緊張がとけたり、リラックス時に働く副交感神経が働いたりするためと考えられています。これは入浴時にも似ている効果なのですが、体が温まると、気分が良くなり、ストレスが軽くなることがあります。このほかに運動は、脳と体の疲労のアンバランスを解消し、睡眠障害を改善する効果も期待できます。このように運動はメリット満載で、ストレスを解消するのに非常に適しています。』
このように生徒たちは一つのストレス解消作業を終えて、2つめのストレス解消作業である「朝の読書」に入ります。こちらも自分の好きな本を短時間ではありますが、集中して読むことによりストレスを解消できます。
そして1校時目の授業へリフレッシュした状態で臨みます。
朝早くから登校することへの保護者様のご負担はいかばかりかと思われますが、このような効果が期待できる「朝の練習」ですので、一層のご理解とご協力をよろしくお願いします。文責:真船