生徒から学ぶ・・「出船の位置に」
- 公開日
- 2012/09/20
- 更新日
- 2012/09/20
職員室から
1学年の道徳教材に「出船の位置に」(暁図書)というのがあります。
内容は, 同窓会で昔の教え子たちと再会した元教師が, 30年前にふと話した言葉を, 子どもたちが今もはっきりと心の中に覚えておいてくれたことに感動するというお話です。
その言葉には「船は入港するとき,船首を沖に向けて停泊する。いざという時, 直ちにエンジンを始動し, 一直線に沖出しするのが,船乗りの心構えである」ということから転じて,はじめに身勝手な行動をする人は, あとから不自由な目にあい, 初めに不自由を我慢する人は, あとで真の自由を得られると言う意味になるそうです。靴をそろえるなど、いつも望ましい生活習慣をつけておくことの大切さも表しています。
その「出船の位置に」を毎日欠かさず続けているのが、本校3年の橋本さんです。彼は、野球部に所属しています。野球部の規律正しさ、挨拶の良さは市内でも高く評価されているところですが、こんな場面でも実践されているところに頭が下がります。