卒業の喜び、一抹の寂しさ
- 公開日
- 2012/03/15
- 更新日
- 2012/03/15
3学年
一昨日の卒業証書授与式に続いて、昨日は県立高校の2期合格発表が行われました。生徒とともに、該当学年の先生方は慌ただしくも気の張った2日間を送りました。
そして本日、3階卒業生の教室。もちろん、誰もいません。当たり前のことなのですが、卒業生の担任として、この日が一抹の寂しさを痛感するときなのです。
主のいない机と椅子。この席には○○が座っていて、いつも揚げ足をとっていたなとか、○○はうなずきながら授業を受けていたなとか・・・。卒業前までは当たり前だった光景が、卒業式を境にもう戻れない現実に言葉にできない寂しさとなって表れます。
時に生徒に苦しめられ、時に生徒に助けられ、時に生徒に教えられと私たち教員は常に生徒が目の前にあります。目の前の生徒に対峙して、笑いあり、涙あり、怒りありの数々のドラマが展開されます。これが言うなれば担任(教師)の醍醐味だと私は思います。
卒業とは、巣立ちの一つですからうれしいことには違いないのですが、実はこんな寂しさも背景には伴っているのです。
卒業証書授与式に際して、多くのご祝電を頂きました。ありがとうございました。現在は、3階卒業生フロアーに掲示してございます。
『 校塔に 鳩多き日や 卒業す 高浜虚子 』 文責:真船