守山中学校生徒の登校時間は、他の学校と比べて早い傾向にあります。
一番登校の早い橋本さんは、6:30には学校に着いて校地入り口のチェーンを開けてくれています。これが朝の忙しい時間の中では、とてもありがたいことです。
その後、6:55くらいから生徒が続々と登校してきます。
7:20になると、朝練代表の山田さんが体育館の鍵を借りに職員室にやってきます。その頃は、多くの朝練参加生徒が体育館前に列をなしています。
体育館には、その後三々五々生徒たちがやってきて、朝練がスタートします。
担当の古川・阿部先生の指示に従い、生徒たちは黙々とメニューを消化していきます。
時間にして30分弱、一汗かいて教室に向かいます。
これが朝練の大きな流れですが、これを見ていると幾つか気づかされることがあります。
一つはこの朝練によって、生徒たちの眠っていたからだが動きだし、そのからだとともに、頭も目覚めます。体がすっきりした状態で、学級の朝の読書、次の授業へとつながることです。寝坊して、頭が覚せいしていない状態で授業に臨むのとは大違いです。
二つ目は、朝練の終わりに「ミーティング」があることです。もちろん、運動面のお話が主かもしれませんが、学校生活や、人の生き方にまで話は及びます。今朝ほどは、阿部先生から「強いチームほど時間に無駄なく練習する。」旨のお話がされていました。つまり朝の学級での学活の前に、多くの生徒が縦割りで学活を行っているのです。守山中学校では、毎日3回の学活があるのと同じです。この効果は、学校生活に於いてとても大きいものがあります。
活動している生徒の表情も、本当に楽しそうで、それぞれが自分の持っている運動能力を最大限に伸ばそうと努力しています。走るのが速い人はその速さを、そうでない人はたとえば持久力を付けるために走ります。ですからここには、他との競争は存在しません。それが、多くの生徒の参加につながっているのだと思います。
守山中学校の生徒の多くは、朝練から一日の活動が始まります。寒くても、暑くても・・・。文責:真船