現在、3年選択社会では「地球社会とわたしたち」を大きなテーマに、クロスセッション学習を「卒業記念学習」と位置づけ展開しています。国際社会や国際問題、世界平和の小テーマを自分たちで選択し、ワークシートを仲間とともに協力しながら作成し、クラス全体に教え、そして学びあっていく学習です。
学習が1番進んでいる2組では、ワークシート発表が終わり、感じたこと・考えたことがまとめてある用紙の提出となりました。
学習を終えて…『今、地球社会では○○○○○○・・・』という形式で、学びの成果をまとめてもらいました。
そこに書かれていることを読ませてもらって感動の連続でした…
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○科学が発達することで、争いが起き、環境は破壊され、危ない状況にある。…が、だからこそ世界の国々が協力しようとしている。(宗像さん)
○危機的状況になっていると思います。格差や子どもたちを戦争の武器として使うなど、してはいけないことが各国で行われている。しかしねその反面、環境を守ろうとする団体なども発足しており、危機的状況を脱することができるかもしれません。未来の地球は、そのような平和で格差もない場所であってほしいです。(増子君)
○豊富な資源を求めるばかりで、何か大切なことを見失っている気がします。先進国が発展していく中で、発展途上国は苦しい生活をしなければならないのが現状だと思います。今の地球社会のままでは、今後がとても不安です。(鈴木君)
今、私たちが暮らしている地球に山積する問題を、学びの成果を生かして考察しています。
この学年は、私が1年生のときから3年間担当した子どもたちです。卒業を間近に控えた、この時期に3年間の学びの成果を肌で感じることができて、とてもうれしく幸せに思います。
きっと、この子どもたちなら、地球社会に対して、自分が感じたこと・思ったことを「地球規模で考え足元から行動する」というスタンスをもってくれるだろうと確信しました。
文責 津金