「挨拶」運動から・・・
- 公開日
- 2010/11/26
- 更新日
- 2010/11/26
生徒会
生活委員会と生徒会役員による朝の挨拶運動。ほぼ全生徒が登校を終え、解散間際の生徒玄関。既に、朝連を終えた生徒は各教室に戻ったところです。
ところで、校内で交わされる挨拶は、「おはよう(ございます)」「こんにちは」「さようなら」のほぼ三語ですが・・・・・。
「おはよう(ございます)」の語源は「お早く・・ですね。」などの「お早く」です。これが転じて「おはよう(ございます)」となったそうです。また、「こんにちは」は「今日はご機嫌いかがですか?」などの「今日は」が語源で、表記によっては「今日わ」とあえてする場合があり、それは「わ」が「和」に通じ親しみやすい印象を持つからだそうです。(「語源由来辞典」より一部引用)
その挨拶が交わされる中で、二つほど感じることがあります。
一つは、「おはよう(ございます)」と「こんにちは」の境界線の問題です。その微妙な時間帯に複数の生徒とすれ違う際、「おはようございます」と「こんにちは」の両方が使われ、なおかつ異なった挨拶をした生徒同士が「こんにちはじゃねえの?」などと言い合っている場面に遭遇します。微笑ましい気持ちで後にしますが、どちらも正解だと思うのです。明らかにそぐわない時間帯なら別ですが、例えば午前9時位なら「お早く」でも「御機嫌いかがですか?」でもいいですよね。つまりは何時からは「こんにちは」と決められてないところに挨拶の良さがあり、その人の感覚的なものが優先されると解して間違いないようです。
二つ目は、「おはようございます」の不思議さです。町中で見ず知らずの人に「こんにちは」と挨拶しても、何となく怪訝な印象を持たれます。ところが、早朝の公園などを散歩していて見ず知らずの人とすれ違う場合は、自然と「おはようございます」とどちらからともなく挨拶が交わされます。この場合は、逆に挨拶がないほうが変です。思うに、「こんな朝早くに(犬の)・(健康のための)散歩」という時間を共有しているもの同士というある種の連帯感がそうさせるのでしょうか?そう考えると、早い時間帯に校舎内ですれ違う生徒達はこれに敏感で、A君と挨拶を交わしたのを、自分がされたのかと思いわざわざ振り返って「おはようございます」と返すB君Cさんの姿に遭遇することも。
何気ない挨拶ですが、いろいろ見えてくるものもあり「挨拶」もなかなか味なものだと思う今日この頃です。 文責:真船