学校生活の様子

「ピンチをチャンスに」を具現化した授業

公開日
2020/06/17
更新日
2020/06/17

校長室より

 本校2階の3学年廊下に、写真にある実践資料が掲示されています。3年国語科で「社会との関わりを伝えよう」というスピーチをする単元がありますが、今回は「コロナに負けない社会にするために」のテーマで行いました。お互いのスピーチを聞き合った後に、さらに考えが深まったことを付箋にメモする活動も行い、それが6つのジャンルに分類されています。
 【医療】では、「医療従事者へは、差別でなく、感謝の気持ちをもっと表すべきだ」「誹謗中傷を本当にしてはいけない」など書いてありました。【人と人とのつながり】では、「人に対する思いやりの気持ちが感染拡大防止につながる」という考えもありました。【経済】【政治】【教育】においても、いろんな考えがありました。
 最後の【その他】にも、「他の人のスピーチを聞いていろんな考えがあることを知った。もっと考えなければならない」「デメリットだけでなくメリットもある。自分でできることをやっていこうと思う」「コロナに負けるというのは、精神的な面が大きく関わってくる。デメリットばかり見つけるのではなく、メリットの方も考えていくべきだ」など、様々な意見が書いてありました。
 授業を担当された宇内先生は、「生徒たちは、こんなにニュースに向き合ったことは初めてだと思います。素晴らしいことです。今回の学びをぜひこれからにも生かしてほしいです。」とお話し下さいました。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態を学びの場に変える取組は、正に「ピンチをチャンスに」という言葉そのもの。生徒たちの頭と心に残る素敵な実践をありがとうございました。