昨日13日(水)市P連新春懇談会が市内のホテルで開催されました。
幼・小・中・高の各校種のPTA会長と校長が一堂に会し、有意義な情報交換をすることができました。
平成21年度の会務報告や22年度の行事予定などの協議のあと、郡山市長・郡山市議会議長の皆様からご祝辞をいただき、市政への取組状況や今後のビジョンが語られました。
さらに、郡山市教育委員会教育長様から講話をいただきました。残念ながら木村教育長様は中核市の教育長会議の重要なお役目があり、代わって学校教育課長 岡崎先生からの講話を拝聴させていただきました。
穏やかなやさしい語り口とその内容に、心がホッコリ暖かくなるのが感じられ感銘を受けました。
●お話の概要の
●大学時代の恩師から「いつも生徒によりそい、生徒の良さを丁寧にメモしておきなさい! 生徒を叱るときには、その生徒のいいところに触れ、そのあとで正すべき点を諭すことが大切です」その先生の言葉が教師を志すきっかけになったそうです。
集団からはみ出す生徒の本質を見極め、生徒を認める温かいまなざしが大切だということを改めて認識しました。
●現在大変厳しい経済情勢から本市の就学援助は全体の12%(中学校)、かなり厳しい家庭環境にあって学んでいる生徒が少なくない。しかし、
岡崎先生も少年時代に、ヤクルト配達のアルバイトをして、家計を支え自分で稼いだお金で自転車を購入することができたそうです。
どんなに寒く厳しい朝でも、重たいガラス瓶入りのヤクルト配達を続け、苦労に苦労を重ねた末、やっとの思いで憧れの自転車を手に入れた。その時の感動は、ペガサス(ブルーの素敵な自転車)に限りない愛着をもち続けいつまでも消えることがなかった。
≪どんなに苦境にあっても、環境に負けないで、自分を大切にし、自分と同じくらい他者も大切に思う心を持ち、目標に向かってたくましく生きてほしい≫という暖かな願いを感じ取ることができました。
●「自己肯定感」や「自信」をみにつけさせたい。
学生時代、バレーボール部に所属していたとき肩を痛め何度もやめようと思い、ついに監督に退部を申し出たとき、「やめないでほしい!お前が必要なんだ!」と監督が言ってくれた。その一言で、どんなにつらくともやめることなくバレーを続けることができた。
どんな体験も無駄な体験はなく、様々な体験を積むこと、
そしてその体験を見とってくれる人、温かく励ましてくれる人がそばにいること
それが生徒に自信をつけさせる大切なことだとわかりました。
その他、心にしみるお話が新春のそよ風のように伝わり、心がホッコリ暖かくなりました。
岡崎課長様 すばらしいお話をありがとうございました。