拉致問題について考える
- 公開日
- 2009/11/11
- 更新日
- 2009/11/11
教科情報
このほど、2年選択社会では北朝鮮による拉致問題に関するDVDを視聴し、拉致問題の実際について考えました。拉致という言葉は知っていても、それがどのような問題なのか、また被害者家族の方の苦しみや痛みは分からない生徒が多いのが現状です。
教材として使用したのが、政府拉致問題対策本部から学校に配布された、日本人拉致問題啓発アニメDVD「めぐみ」。中学1年の時に拉致された横田めぐみさんと、その救済を必死に訴え続ける家族の姿を描いた作品です。
DVDを視聴する2年選択社会の生徒の眼差しは真剣そのもの。拉致問題の真実と被害者家族の心の痛みや苦しさを実感していたようです。
このような問いを投げかけました。
Q.『拉致とは、どのような行為だと思いましたか?』
A.『家族の未来や幸せをうばってしまう行為。』(遠藤君)
A.『人権を無視した、とてもひどい行為。』(笹山さん)
A.『悲しみや苦しみしか生まない行為。』(三坂君)
最後に感想を聞きました。
『めぐみさんがまだ生きていると信じて、ご両親が北朝鮮と向き合う姿が印象に残りました。一日も早くめぐみさんに日本に帰ってきてほしいです。』(高田さん)
『会見で、さきえ(母親)さんが、拉致問題と戦っていく姿勢を示したところが印象に残りました。拉致問題は日本全体で考えなければいけない問題と思いました。』(佐藤君)
政府は、横田めぐみさんを含め17人の方を北朝鮮による拉致被害者として認定しています。自由や幸せ、そして家族の絆を奪う卑劣な「拉致」という行為。一日も早い解決と家族の再会を心から祈ります。