２１世紀に入り、１０年が経とうとしています。子どもたちを取り巻く環境は激変し、情報化・大量消費社会が進み、あふれる「情報」や「モノ」の中で、価値観も多様化しています。
　そのような中で育っている子どもたちに我々大人はよく『今の若い者は、今の子どもたちは・・・』という言葉を投げかけますが、そこでふと立ち止まってみることも必要かと思います。子どもは大人を、時代を映す鏡なのですから。

　〜福島県青少年育成県民会議テキストから引用〜
１　子どもたちの心の中の声から
　（１）「大人は自分の都合で、言うことがころころ変わるんだ。」
　（２）「子どもが意見を言っても、聞き入れてくれないで、結局、大人の考えを押し付ける。」
　（３）「怒っているばかりじゃなくて、たまには褒めてほしい。聞いてほしいことがあるのに、話をしている時間がない。」
　（４）「どうしていいか分からないことは、相談にのってほしい。」
　（５）「寂しいときや、不安なとき、そばにいてほしい。」
　（６）「『がんばれ』って言わないでほしい。これでも結構がんばっているんだから。」
２　こんな大人になりたい像（小学・中学・高校生の意見の集約から）
　（１）　自分に素直で、夢をもって生きている大人
　（２）　行動や後ろ姿で示せる大人
　（３）　大切なことは何かを気づかせてくれる大人
　（４）　基本的なマナーをわきまえている大人
　（５）　子どもを温かく見守ってくれる大人
３　こんな子どもは非行に走らない
　（１）　人から認められているという自尊感情のある子ども
　（２）　身近な人たちに愛着がある子ども
　（３）　スポーツや習い事を長く続ける子ども
　（４）　具体的なめあてをもっている子ども
　（５）　集団への適応能力のある子ども

　大人が変われば、子どもも変わります。まず変わりましょう。大人から。

（下の写真は一日総合学習での一コマ〜１年生「環境」、２年生「産業」、３年生「福祉」のテーマの下、一生懸命活動しているところです。）