学校生活の様子

東日本大震災と今 〜1年国語科の授業から〜

公開日
2020/06/25
更新日
2020/06/25

校長室より

 1年国語科では、今、「空を見あげて」という教材を学習しています。
 宇宙システムエンジニアの山中勉氏が、東日本大震災の発生後、宮城県女川町などの学校で出前授業を行い、生徒達が作った五・七・五の言葉などの作品を国際宇宙ステーションに届ける活動を続けていました。それを教材化したのが、この「空を見あげて」です。
 女川の中学生の作った五・七・五の言葉には、日本はもちろん世界中の人達から連句のように七・七の句が届けられ、言葉の輪が広がっていきました。そして、この女川の中学生と世界中の人達が紡いだ言葉は、国際宇宙ステーション「きぼう」に届けられたというドラマチックな話です。
 「みあげれば がれきの上に こいのぼり」(女川)
 「未来への川 登り続ける」(東京)
 教科書本文には「心がこもった言葉には、人を動かす力がある」と書かれています。
 1年生達は、東日本大震災時は3歳でした。記憶にあるという生徒もいました。今、コロナ渦の中にいる我々には、あの東日本大震災の時の経験やあの時の想いが重なってきます。授業で資料として配付された「女川の中学生が紡いだ五・七・五の言葉」を読んで、なおさらそう感じました。
 この教材の学習で、生徒達が何を考え、感じてくれるのか、楽しみです。写真は、地図帳で女川を探している生徒達です。

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