修学旅行 博物館
- 公開日
- 2019/06/27
- 更新日
- 2019/06/27
お知らせ
博物館は、展示物を見て、キャプションを読んで回るだけだとちょっと盛り上がりません。でも、今回の博物館見学は大いに盛り上がりました。きっかけは、男子の二人。大きな土器(甕)の前で、
「なにいれるの?」
「死んだ人?」
「え〜これに?どうやって?」
「分からないことがあったら、あそこにいらっしゃる学芸員の方に聞くんですよ。そのためにいてくださるのですから、恥ずかしがることはありません。いきなさい。」
という、先生の言葉に、6年男子は、もじもじ、もじもじ、まるで、コントの役者のような恥ずかしがりようです。でも、一生懸命、自分の気持ちを伝えると、親切丁寧に教えていただき、しかも、関連事項についてお聞きしないことまでも教えていただきました。中でも、
「複製と書いていないものはすべて本物」というお話を聞き、とっても驚きました。古墳の分布地図を見て、学校のちかくの蒲倉古墳を見つけ、興奮し、エントランスにあった横穴古墳の壁画の場所を学芸員さんに教えていただき、実際に見学できるのかどうかを聞きました。すると、なんと、インターネットで調べてきて来てくださったのです。
「やっぱり、ちょっと気になったものですから、調べてみました。今、この古墳のある地域は、原子力発電所の事故で立ち入り禁止区域になっています。残念ですが、今は、見学できません…。」
子供たちと、まだ、まだ、震災の影響が強く残っていることを感じました。
ちょっとの好奇心と、親切な学芸員さん、勇気があれば、博物館はエキサイティングです。今回はとても面白い、博物館学習になりました。
みなさん、甕棺の中の骨があまり見つからないのに、貝殻と一緒に発見される人骨は保存状態がよいのはなぜだと思いますか?本校の6年男子の2人は教えてもらいました!