バケツイネ授業(5年)
- 公開日
- 2017/07/20
- 更新日
- 2017/07/20
5年生
7月19日(水),講師の宗形先生をお迎えした授業が行われました。
今回のテーマは,「中干し」です。バケツイネに水を与えず土を乾かす作業で,米作りの中で最も難しいのだそうです。宗形先生によると,中干しの効果は,次の3点。
ア 土を乾かすことによって,土の中にある稲の生育に悪いガスを抜く。
イ 根が水分を求めて,土の深いところまでしっかり伸びる。
ウ 水が無いことで稲自身が危機感を感じ,子孫を残そうと穂を出し開花する。
子ども達もなるほどといった表情で話を聞いていました。中干しをするタイミングは,稲の本数が25本〜30本に増えた頃です。ですから,今すぐできる子もいれば,7月末から8月はじめ頃中干しをする子も出てくるようです。中干しをやめて水をやるタイミングは,宗形先生に細やかにご指導いただきました。
夏休みの水やりは,特設クラブで学校に来る子ども達にお願いすることにしましたが,生長具合の確認や中干しは,個人の作業になります。宗形先生の「毎日見に来てください。」の言葉で授業は終わりました。生き物を育てるには,大変でもいつもよく見ていてあげるということは共通しているのだと感じました。