11/10総合学習『耳の不自由な方との交流学習』
- 公開日
- 2021/11/12
- 更新日
- 2021/11/12
4年生
11月10日(水)5,6校時目に、総合的な学習の時間の『広げよう自分の世界を』というテーマで、佐久間光恵さん、千恵子さん夫妻をお招きして、耳の不自由な方との交流学習を行いました。まず、日常生活の中で、いろいろな工夫をしていることをお聞きしました。お客さんが来たとき、玄関のインターホンの音が聞こえないので、部屋の壁にパトランプを付け、光で知らせるようにしているそうです。また、朝起きるとき、目覚まし時計の音が聞こえないので、枕の下に振動する板を敷いて、起きる時刻を知らせるのだそうです。その他にも、「ありがとう」という手話を教えてもらって、隣の友達と手話で交流し合いました。人と交流する手段として、手話の他に、「口話」や「筆談」という方法があるということを知ることができました。仕事場で、手話が通じず、自分の意思をうまく伝えられないことがあるそうです。このコロナ禍の中、マスクをしている人が多いので、相手が話している口の形で読み取る「口話」が難しいというお話も聞きました。最後に、生活の中で困っていることについて質問したところ、車のクラクションや自転車のベルの音が全く聞こえないため、後ろから近づいていることを知らないで、ハッとしてびっくりすることだそうです。今回の学習で、子ども達は、目を丸くして、お話していただくことの一つ一つに耳を傾け、いっぱいメモを取ることができました。自分の世界を見る目が少し広がったのではないかと思います。とてもよい勉強になりました。ご家庭でも、是非何かの機会に話題に出していただけると幸いです。よろしくお願いいたします。