広げよう自分の世界を
- 公開日
- 2015/10/05
- 更新日
- 2015/10/05
4年生
10月5日(月)に、総合の学習「広げよう自分の世界を」の学習で、講師に渡辺光子さんをお招きして、目の見えない人の生活や盲導犬について教えていただきました。
はじめに盲導犬との関わりについて教えていただきました。盲導犬をパ-トナーにするには、4週間一緒に生活して、盲導犬との生活の仕方の訓練や歩く訓練などを行うこと、盲導犬には決められた言葉で指示を出し、その指示に従って、盲導犬は障害物を避けたり、段差や角を教えたり、安全に歩くためのサポートをすることなどを教えていただきました。
次に、目の見えない人の暮らしを助ける道具について教えていただきました。音声が出る携帯電話や、ICタグを読み取って、物の名前などを読み上げる音声ICタグレコーダ「ものしりトーク」、糸を通しやすい工夫がされた縫い針などの様々な道具を使っていることを教えていただきました。
また、そのような道具を使うだけでなく、様々な工夫をして生活していることも教えていただきました。例えば、紙幣は長さで識別できることや、貨幣は、500円、100円、50円のグループと10円、5円、1円のグループに分けて財布に入れることで、それぞれの重さや穴の有無、周囲のきざきざの有無などをもとにすぐに識別できることなどを教えていただきました。
最後に、街中で目の見えない人を見かけた時には、「お手伝いしましょうか」など声をかけてほしいことや、案内しようとして腕を急に引っ張るなどはしないでほしいこと、盲導犬がハーネスをつけている時は、仕事中なので、盲導犬に声をかけたり、触ったりしないでほしいことなどを教えていただきました。
渡辺さんのお話を聞いて、子どもたちの世界が少し広がったようです。