学校生活の様子

気持ちを考えて(3年)

公開日
2022/02/18
更新日
2022/02/21

生活の様子

2月18日 国語科で登場人物の気持ちを考える3年生。教材は、齋藤隆介の作品「モチモチの木」です。

 臆病な豆太はじさまと二人ぐらし。豆太は、5つになったのに、外にあるせっちん(便所)にも一人ではいけません。じさまは、言います。
「霜月二十日のウシミツの日にゃァ、モチモチの木に火が灯る。起きてて見てみろ。そりゃァ、キレイだ。(中略)それは、一人の子どもしか見ることはできねえ。それも、勇気のある子どもだけだ。」
 豆太は、ちっちゃい声で、なきそうに言います。
「—それじゃぁ、オラは、とってもだめだ—。」
 ある日、じさまが夜中に体調をくずしてしまいます。医者様を呼ぶために、山をかけおり、お医者様を呼びに行きます。家に戻る途中、月の光を受けて、火が灯るモチモチの木を見る豆太。
 翌日、体調が戻ったじさまは、言います。
「自分で自分を弱虫だなんて思うな。人間、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことを、きっとやるもんだ。それを見て、他人がびっくらするわけよ。ハハハ。」

 みなさんも、小さい頃、一度は読んだことがあるお話かと思います。人は、だれも弱さも強さをもっています。まだまだ幼さが残る3年生だからこそ、豆太に強く共感していきます。
 3年生は、先生との対話を通して考えを深め、先生は、その考えをていねいに板書していました。