お母さんのせい求書(4年)
- 公開日
- 2021/05/07
- 更新日
- 2021/05/09
生活の様子
5月7日 学校経営グランドデザインにも掲げましたが、今年度、道徳教育の要として、年35回の道徳科の授業を大切に積み重ねていきます。さて、4年生は、2番目の教材である「お母さんのせい求書」をもとに「家族愛・家庭生活の充実」について考えていました。
ある日曜日の朝、たかしは、お母さんに「お使い代」「おそうじ代」「お留守番代」を請求します。お母さんはそれをにっこり笑って受け取ります。その日の夕ご飯の時、たかしが請求した500円とともに、お母さんからの請求書が置いてありました。たかしは、計画がうまくいったと喜びながら、お母さんからの請求書を開きます。
そこには、
「病気をした時のかん病代…0円」
「よごれた服などのせんたく代…0円」
「服や、くつや、おもちゃ代…0円」
「食事代やおやつ代…0円」
と書かれていました。
たかしはそれを読みながら目に涙をため、「ごめんなさい。500円は、もう、いいよ。」と言いました。
というあらすじです。ともすると家族に何かをやってもらうのは当たり前と考える子どももいるかもしれません。でも、そこには自分に対しての愛情が支えとなっていることを感じ、敬愛の念を深めていくようにすることが大切です。
4年生は、黒板の前で互いに意見を交わしながら、自分たちの考えを深めていました。道徳科の時間だけで「心」が急に高まることはありません。しかし、様々な「価値」について考える経験の積み重ねが「心の根」を育てていきます。一滴一滴がやがて大河をつくると考え、これからも積み重ねを大切にしていきます。