学校生活の様子

卒業生との授業

公開日
2012/04/12
更新日
2012/04/12

学校生活

  • 936097.jpg
  • 936098.jpg
  • 936099.jpg

https://koriyama.schoolweb.ne.jp/0710005/blog_img/10582990?tm=20240815153205

https://koriyama.schoolweb.ne.jp/0710005/blog_img/10590096?tm=20240815153205

https://koriyama.schoolweb.ne.jp/0710005/blog_img/10596804?tm=20240815153205

4月11日(木) 本校の卒業生(20年前)の鈴木 心(すずき しん)先生をお迎えし、6年2組29名の児童が、「見ること」と「撮ること」の授業に取り組みました。6年2組で授業が行われたのは、鈴木 心先生が小学生の時に6年2組に在籍していたことのつながりからでした。

鈴木 心先生は、現在、プロカメラマンとして業界の中で大変有名な方で、「平清盛」のポスター撮影やタレント・映画ポスター・企業広告を手がけておられます。


心先生は、子どもたちと初めて対面し、授業が始まった時に、「靴を脱いで、机の上に立ってみましょう」と投げかけました。「見ること」の要素の一つである「見る位置(アングル・構図)」を考えることのきっかけにしたようです。子どもたちからは、「あれっ、違う」「おもしろい」という声が上がりました。

その後、何気なく目に入ってくる景色や風景を「視野」ととらえ、自分が見たいもの・伝えたいものを「焦点化すること」が写真を撮るときに大切であるということも、実演をふまえながら子どもたちに伝えました。

そして、カメラのシャッターは、「時間を切り取ること」が役目であることを、写真映像に表し伝えました。

子どもたちは、心先生が撮った映像が、何を表そうとしているのかを感じ、感嘆の声を上げたり笑ったりしながら、話に聞き入りました。

心先生から教わったこれら3つの「焦点」「アングル」「時間の切り取り」をふまえ実習となりました。

一人一人に1台ずつ、一眼レフカメラが手渡されると、子どもたちの表情が変わりました。今まで使ったコンパクトカメラとは違う質感に、表現したいという意欲が触発されたようです。友達を撮ったり、教室の中にいるテレビクルーの人たちを撮ったりと、カメラを道具として扱い始めました。

その後、校庭に出て、心先生に教わりながら、普段何気なく見ている景色や物を見直し、自分は何を表現したいのか考え始めました。

子どもたちは、心先生から宿題を出され、カメラを持って帰宅しました。

今後、何度か東京から鈴木 心先生が来校され、子どもたちは「見ること」「撮ること」のアドバイスを受けます。そして、自分が強く伝えたいことを表現している写真を選び、6年生全員にプレゼンテーションします。「表現力を高めること」が今回の授業のテーマとなっています。

なお、プレゼンテーションまでの活動の全てをテレビ局が収録し、4月下旬に1時間番組として放映する予定です。