「こえにだして よむ」 ということ
- 公開日
- 2010/10/05
- 更新日
- 2010/10/05
学校生活
10月1日(金)、長年、本校の研究の指導助言をいただいている 東京大学大学院教育学研究科 教授 秋田喜代美先生をお迎えして、1年1組の国語の研究授業が行われました。
「くじらぐも」を教材にして、「こえにだして よもう」を学習しました。
「こえにだして よむ」という学習活動は、ただ、元気な声で読めばいいというものではありません。場面の様子=情景をとらえ、それを表現することなのです。
つまり、「こどもたちが まわれ右をすると、くじらも まわれ右をしました」という文を音読するときには、この「も」を大切に表現できるように、気づかせていくことが大切であり、これが教師の指導すべきことだと考えています。
子どもたちは、「くじらもまねをしたというのは、どこに書いてあるの?」という教師の発問から、
「教科書の絵がそうだよ」
「言葉で、そう書いてある」(記述を発表する子どもたち)
と、本文を根拠にして話し始めました。
今後、登場人物に寄り添った読み方だけでなく、場面に描かれている状況を頭に思い描き読み味わえる学習を系統的に進めて行くことの大切さを確認しました。