長さくらべ
- 公開日
- 2010/09/28
- 更新日
- 2010/09/28
学校生活
9月28日(火)1年2組、算数科の授業研究が行われました。講師として福島大学人間発達文化学類 准教授 森本 明先生を招聘し、子どもたちの学び合う姿を参観していただきました。
この時期の1年生は、自分の考えを伝え合いたくて仕方ありません。みんなに考えを聞いてもらうことで満足する一方で、自分の生活経験を生かして解決することが遊びの延長となり、学ぶ楽しさを味わっているようです。
今日の授業は、長さ比べ。
1年生が長さを比べるには、直接比較(物同士を合わせて長さを比べる)、間接比較(テープなどの物を使って長さを測りとり比べる)、任意単位による測定(鉛筆や消しゴムなどが、いくつ分であるかによって長さを求める)ことを学習します。
子どもたちは、提示された長さの比較を、教師の指示によって作業的に求めることはありませんでした。
教師は、子どもたちから出された発想や考えを取り上げ、「○○君が伝えたいことは、どういうことだか分かる?」と子どもたちに返すことによって、クラスの子どもたちの発想を確かな理解へと導いていました。
C:「定規を使えばいいんだよ。」
C:「先生の長い定規を使えばいいんだよ。」
C:「(定規が)短くてもできるよ。」
T:「どういうこと?」
C:「いくつも、あわせたら、線の長さがわかる。」
C:「ああ、なるほど」
こんな、活発なやりとりがクラスの中で行われました。入学して半年の子どもたちの驚きの姿が見られました。