「一つの花」を読む
- 公開日
- 2009/11/11
- 更新日
- 2009/11/11
学校生活
11月11日(水)第21回目の授業研究会が行われました。今回は、4年2組の国語科の授業で、「一つの花」を教材に読みの授業が展開されました。
「一つの花」は、今西祐行さんが書かれた戦時中の「ある家族」の物語です。きっと多くの方が小学校時代に読まれた、または、学習された経験がおありのことと思います。
今日は、お父さんの出征のため汽車に乗って行ってしまう家族との別れの場面が取り上げられました。子どもたちは、まだ幼い我が子を残して戦争に行ってしまうお父さんの心情について意見を交流しました。
おとうさんは、なぜ、何も言わないで汽車に乗って行ってしまったんだろう?もう会えないかもしれないのに・・・。それが疑問なんだ。
何を言っていいか、分からなかったからだと思う。
別れがつらくなるからじゃないの。
でも、何も言わないで別れることのほうが、僕は、もっとつらいと思うけどな。(略)
「別れが辛くなる」の意見に、対立的な意見「何も言わないで別れることのほうが、もっとつらい」が出されることによって、子どもたちの考え方がより拡がり、深まりっていくのです。こういった学びの姿・・・「質の高い学び」が生まれるには何が必要かを研究している最中です。
来年2月5日の「第26回 芳山教育研究発表会」にて、これまでの取り組みをご覧いただけるよう頑張っております。